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佐渡汽船のフェリー「おおさど丸」の
勇姿 |
佐渡島、6年ぶりの再訪である。本格的に島巡りをしたいと思い始めたとき、まず浮かんだのが佐渡島だった。何しろこの島は沖縄本島に次ぐわが国第2の大きな島で、面積854.62平方キロメートルは、東京23区のおよそ1.5倍に相当する。そして波乱の歴史の中で育まれた重層的な文化と豊かな自然は、まさに島国日本の「離島の雄」といってもいいすぎではない。
佐渡島と聞いて人は何を思い出すだろうか。時の権力によってこの地に流された順徳天皇、京極為兼、世阿弥、日蓮たち、そして佐渡金山、トキ、鬼太鼓、薪能、佐渡おけさ、佐渡情話、たらい舟、味噌、日本酒…。メジャーな島だけに、数多くの案内書、紀行書籍、研究書があり、雑誌、新聞、テレビなどの報道量も他の島に比べると圧倒的だ。
そこで島巡り案内人は、佐渡については他の島以上に総合的な紹介は控えて、個人的に関心のある話題に絞って話を進めることにする。もちろんこのページを訪れる多くの人々の寄稿にも期待したい。
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| 海上を浮いて疾走するジェットフォイル。味わいはないが、早くて安全。便利だ |
まず、大きさである。佐渡島に行くには、新潟港からのジェットフォイルを利用する人が多いだろう。時速80キロで海上を疾走するこの船は、新潟港と佐渡両津(りょうつ)港をおよそ1時間で結ぶ。
仕事で行くときや、急ぐときには実に便利でありがたい。しかし、もし事情が許すなら、フェリーを利用したい。海を楽しみながらゆっくりと進み、はるか彼方に浮かぶ灰色の島とも岩とも知れない頼りない物体が、次第に近づいて島の形に見えてくるのが島旅の醍醐味なのだ。ジェットフォイルは、航行中は安全のため船室から外に出られないので、十分に景色を楽しむことができない。うっかりすると通勤電車に乗っているような気分になってしまう。もちろん季節と天候にもよるが、フェリーで海の空気をいっぱいに吸いながら行くのがいい。新潟、両津間の所要時間は約2時間30分。大型のフェリーだから、揺れも少なく船酔いの心配もいらない。
今回の佐渡再訪は、行きは天気があまりよくなく、どんよりと曇っていたのでジェットフォイル、帰りはもう10月も終わろうという時期なのに、真夏のような快晴に恵まれたのでフェリーにした(10月26〜28日)。
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