トップ > 川遊び人日記 > 佐藤雅彦さん  
BE-PALおやじの愉しみ
もういちど川遊び
写真佐藤雅彦さん 川おやじは、今夜もひとり言
002 北のゴールドラッシュ「歴舟(れきふね)川」
北海道がまだ蝦夷地と呼ばれていた頃、松前藩時代に始まった大きなゴールドラッシュが昭和初期まで何度か繰り返されてきた。
黄金の魔力に取り付かれた亡者達が、北海道各地の山河の奥へと入り込んでいったのだ。明治30年代にはオホーツク海沿いに有望な砂金産地が発見され数千人規模の採取者が一気に押し寄せた。

時を同じくしてカナダのユーコン川上流のクロンダイクでも大きな金産地が見つかったことから、この地域が「東洋のクロンダイク」と形容され、空前のゴールドラッシュに沸くこととなった。

そんな大盛り上がりを横目で見ながら、地道に細々と砂金取りを続けてきたのが歴舟川だ。日本国内で職業砂金掘師が最後まで残った川として伝えられている。この川をカヌーで下ると、今でも名残(なごり)砂金掘師と出会うことがある。

砂金掘りには気力と体力が必要だ。一攫千金、ぬれ手に泡、とはいかない
週末のお楽しみ。少量ながら今でも砂金が取れる 「日本一の清流」BOD数値0.5以下のお墨付きを環境省から何度ももらっている歴舟川は、日高山脈を水源に十勝平野を潤し太平洋に注ぐ。
特に源流部の透明度は抜群で、乗っているカヌーと川底の間に水の存在を感じさせないような独特の浮遊感。
一瞬、無重力の宇宙を漂っているかのような錯覚さえ覚える。

上流部の坂下仙峡にある水門から海までの約35kmが至福の川下りコースで、河原でキャンプをしながら潮の香りで終わる川旅には大きな達成感がある。

その間、人工物としては橋を数カ所くぐるものの、川面からは人の気配がほとんど感じられない。美しい玉石が広がる河原を自由に蛇行しながら下る流れは最後まで勢いを失うことなく海に吸い込まれて行く。川本来のあるべき姿、その営みを強烈にアピールする一本筋の通った川だ。

砂金が取れるところの風景にはどこか共通点でもあるのだろうか。カヌーから眺める景色がまるでユーコン川のようだと言う人が多い。ひょっとして、ここは「最後のクロンダイク」なのかもしれない。いや、そうに違いない!
そういえば、カムイコタンの橋の下で出会った砂金取りのおじさ
んも言っていた。

透明度は環境省のお墨付き。「最後のクロンダイク」ヌ○○イ川
大盛り上がりで川下りする大人達を冷静に見つめる少女 「本流筋はぱっとしないけど、支流の奥の奥で、たまぁに大きい
のが取れるらしいよ。自分は熊が恐いから行かないけどね」
もしかして、それは今下ってきたヌ○○イ川のことではないか
……?

しかし、ちょっと思い出すのが遅すぎた。落差の大きな早瀬が
続く流れを、隠れ岩や倒木にぶつからないようにカヌーをコン
トロールするのが精一杯で、気がつくともう本流のキャンプサ
イト近くまで下ってきていたのだ。
一攫千金の夢は泡と消え、今宵はカヌー仲間と河原でキャンプ。
月明かりに照らされた川面が、キラキラと黄金色に光り輝いていた。

ページトップへ
最新の日記へ戻る →
BE-PALおやじの愉しみトップへ

気になるトピックス

 

みんなの投稿受付中!

写真のたまり場

写真のたまり場

 
ややトク・ややとく Station50コミュニティ会員ならツアー・イベント旅行代金が5%OFF
ややトク・ややとくぽけかる倶楽部 話題沸騰! 日帰りツアー・体験イベント
モラタメ.net 壁紙でデスクトップをもっと楽しく! フレッツ光のキャンペーン実施中 全国の有名占い師やプロの心理カウンセラーと電話で相談 バレンタイン&ホワイトデー婚活応援キャンペーン♪モバイルパソコンが当たる! BIGLOBE会員情報誌『サーイ・イサラ』